国内・海外含めてバイオ関連特許に注力している特許事務所「森田・山口国際特許事務所」の特徴や品質管理体制について調査しました。
森田・山口国際特許事務所は、その前身である森田国際特許事務所がバイオ関連特許を主業務としていたこともあり、取扱分野を拡げてきた現在でも、国内外におけるバイオ関連特許の出願に注力しています。
従業員は10名。特許事務所としては小規模ではありますが、弁理士も技術スタッフも高い専門性を持つ人材が効率的に稼働しています。得意分野の依頼では頼れる存在といえそうです。
森田・山口国際特許事務所は板橋区に本社オフィスと分室の二拠点を持っていて、地元事業者からの相談や依頼にも幅広く対応しています。発明に関するものから商標や意匠など、中小企業では専門知識やノウハウがないものの、ビジネスに大きく影響する部分でサポートをしているというわけです。
その一方で、ローカルに特化してサービス展開しているわけではなく、事務所としての外国出願比率が高いのも大きな特徴。弁理士、技術・事務スタッフが高い語学力を持っている点も、心強いポイントといえるでしょう。
森田・山口国際特許事務所では、出願書類の作成を所内で内製化できる体制を整えています。
これは、技術スタッフが翻訳まで対応できるスキルを持っているからで、外国出願の書類であっても所内でワンストップ対応することにより、書類の精度を高められるともいえるでしょう。
また、発明に関する相談で技術関連書面を作成する際には、技術スタッフによるコメント添付を事務所として励行する方針をとっています。単に必要書類を作成するだけでなく、専門家としての見解をプラスするのは、事務所のサービス品質の表れでもあります。
特許事務所「森田・山口国際特許事務所」の代表弁理士について調査しました。
森田・山口国際特許事務所の代表、山口健次郎弁理士は農学博士であり獣医師資格も取得している人物。最終学歴は東京大学大学院農学系研究科畜産獣医学専攻で、博士課程を修了しています。
2004年に弁理士試験に受かって、2005年に前身事務所である森田国際特許事務所に入所。弁理士となる前は東燃と先端生命科学研究所に勤務していました。
山口弁理士自身が力を入れている分野は医薬、診断薬、バイオテクノロジー、有機化学、無機化学、食品。弁理士会でも中央知的財産研究所やバイオ・ライフサイエンス委員会に携わり、東京大学大学院では「研究者にとってのバイオ研究と特許」という講義を行うなど、特にバイオと知財に関連する活動は多岐にわたっています。
所在地 | 東京都板橋区板橋2-67-8 板橋中央ビル5F 分室:東京都板橋区板橋2-66-16 板橋266ビル4F |
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設立年 | 2016年(前身事務所は1991年) |
問い合わせTEL | 03-5248-4662 |
在籍弁理士数 | 2名 |
対応技術分野 | バイオ、医薬、診断薬、微生物、動植物、有機化学、不織布製品、接着剤、粘着テープ、添加剤、排気処理、廃液処理、紙パルプ、金属製品、鉄鋼・合金、乳幼児用品、日用品 |
森田・山口国際特許事務所の特長は、大きく分けてふたつの点にあります。
ひとつは、バイオ関連特許に代表されるように、得意分野の専門性が高く、外国出願までワンストップ対応してくれるということ。
もうひとつは、板橋の地元密着型特許事務所という側面もあり、周辺エリアの中小企業から見て、知財関連の相談ができる心強い存在だということです。
所長弁理士 坂本智弘
所属
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