弁理士全員の大学院や研究機関における研究キャリアに強みを持つ特許事務所「特許業務法人 特許事務所サイクス」の特徴や品質管理体制について調査しました。
特許事務所サイクスに国内での特許権利業務を依頼した場合、明細書や審査に関連する書類作成などを弁理士が直接担当するという方針をとっています。ある程度デスクワークは事務スタッフが担当する特許事務所もありますが、発明者の意向をできるだけ反映させるといった観点から、弁理士自身が業務に向き合ってくれる方が、より安心できると思います。
また、外国特許業務にあたっても、国内分やPCT出願の担当弁理士が英訳を精査するという体制をとっています。
特許事務所サイクスに所属する弁理士は大学院や研究所などで研究に従事したキャリアを持つ人材が揃っています。大枠はバイオ・化学関連ですが、弁理士個々はさらに詳細な専門知識を有していて、案件はマッチする分野の弁理士による専任担当制を採用。知財に関する法と技術両面に精通した弁理士が担当することで、業務クオリティの高い品質も期待できそうです。
クライアント企業の経営戦略として知財戦略を練り上げていく時、特許事務所サイクスでは知的財産権のプロとして、その内容の評価やアドバイスをしてくれます。
これは一般論的なものではなく、例として特許出願の時期や権利化までの段取りなども含めて、ディテールまでしっかりと精査するというもの。むしろ、依頼側はアウトラインをまとめておいて、特許事務所サイクスのアドバイスにより各論を詰めていくと考えると利点もクリアになります。
特許事務所「特許事務所サイクス」の所属弁理士について調査しました。
特許事務所サイクスに所属する塩澤寿夫弁理士は1985年に弁理士登録を果たし、無機・有機・触媒・複合材料やバイオテクノロジーなどに精通しています。
学生時代は埼玉大学理工学部と埼玉大学大学院工学研究科とで応用化学を履修。総合化学メーカー勤務を経て、特許法律事務所に転職。1989年には自身の塩澤特許事務所を開設していますが、これが現在共同経営方式を採用する特許事務所サイクスにもつながっていて、代表社員のひとりとなっています。
地域と連携した創生事業やイノベーション創出事業で知財アドバイザーを務めるなど、公益性の高い活動にも取り組んでいるので、小規模事業者やスタートアップ企業でも頼れる存在といえそうです。
所在地 | 東京都中央区京橋1-8-7 京橋日殖ビル8F |
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設立年 | 1989年 |
問い合わせTEL | 03-3538-5680 |
在籍弁理士数 | 15名 |
対応技術分野 | 有機化学、高分子化学、物理化学、医薬、バイオ、光学、生化学、無機化学、分子生物学、食品、化粧品、化学工学、分析化学、電気化学等 |
特許事務所サイクスは6人の弁理士による共同経営で、採用する弁理士は全員が大学院や研究機関において研究に携わった人材に限定するといった具合に、個々の弁理士のスキルを重視する特許事務所といえます。
そして、依頼には分野にマッチする弁理士が専任担当制で対応してくれるので、専門性を活かした知財業務サービスが期待できるでしょう。
所長弁理士 坂本智弘
所属
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