対応技術分野の幅広さとAI・IoT知財の体制強化に注力している特許事務所「特許業務法人 深見特許事務所」の特徴や品質管理体制について調査しました。
深見特許事務所の対応技術分野は幅広く、いってみればほとんどの技術・産業をフルカバーするというスタンスで、特定分野に特化するものではありません。それでも、近年はAI・IoT知財に関するニーズが増えていることもあり、深見特許事務所でも技術分野や意匠・商標関連の従来の部署に横串を刺すような編成で、AI・IoT知財支援チームを構築。事務所全体の体制強化を図っています。
2021年8月24日に深見特許事務所の公式HPで見た、事務所スタッフの人員構成と各種資格によると、弁理士は88名いて、そのうち48名が特定侵害訴訟代理付記。特許技術者は11名で、スタッフ総勢250名となっています。
また、資格所有では博士号と米国パテントエージェント試験合格がともに4名。知財翻訳や知財管理技能の有資格者も多数いて、ディープラーニングの資格や検定までカバーしています。
語学検定なども含めて、深見特許事務所ではスキルを可視化できるスタッフが揃っている証です。
特許事務所「深見特許事務所」の代表弁理士について調査しました。
深見特許事務所の木原美武代表弁理士は1981~2015年までの34年間にわたって特許庁に勤務。外郭団体の知的財産研究所ではワシントン事務所長、本庁では特許審査第二部長や審判部長、そして特許技監などの要職を歴任しています。
学生時代は大阪府立大学工学部電気工学科でパワーエレクトロニクスを研究し、大学院へ進んだものの、在学中に特許庁へ入っています。
講師や執筆、そして国際会議への出席と所外活動もなかなかに多忙。講師活動だけにフォーカスしても、和歌山県発明協会から中国北京での日中実務交流まで、バラエティ豊かな活動を実践しています。
所在地 | 大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト26F 東京オフィス:東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング17F 名古屋オフィス:愛知県名古屋市中村区名駅4-24-8 いちご名古屋ビル3F |
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設立年 | 1969年 |
問い合わせTEL | 06-4707-2021 |
在籍弁理士数 | 88名 |
対応技術分野 | 電気、電子、情報、ソフトウェア、通信、機械、物理、金属、材料、化学、ライフサイエンス等 |
深見特許事務所の特長を端的にまとめると、50年以上の歴史ある事務所でグローバル化は初期から対応、スタッフは専門資格所有者が多数いて、近年はAI・IoT知財業務の体制強化を進めている、といったところでしょう。
主要取引先はグローバル企業かもしれませんが、AI・IoT分野なら可能性を秘めたスタートアップもサポートが期待できるのではないでしょうか。
所長弁理士 坂本智弘
所属
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