100年超の歴史による実績や対応力に強みを持つ特許事務所「鈴榮特許綜合事務所」の特徴や品質管理体制について調査しました。
鈴榮特許綜合事務所の弁理士は、国際会議や海外研修などに参加することによって、実務レベルで活用できるグローバルな人脈形成を取り組んでいます。
これは、鈴榮特許綜合事務所自体が積極的にグローバル化を図っている方針の表れ。外国出願といった手続きのみならず、交渉や係争などグローバルな視点やセンスを持っていないと適切な対応が難しくなるようなケースも珍しくはありません。それらを見据えて、知財関連業務をグローバルレベルでワンストップ対応しようというのが事務所の姿勢でもあります。
鈴榮特許綜合事務所は、そのルーツである鈴江特許事務所をオープンしたのが1910年のこと。100年を超える老舗の特許事務所といえます。事務所スタッフは総勢200名を超える規模ですが、公式HPによると平均年齢は30代とのこと。歴史ある事務所だからといって組織が硬直化しているわけではなく、新陳代謝がしっかりなされているともいえそうです。
鈴榮特許綜合事務所は国内・海外含めて知的財産権に関する権利取得や訴訟などを多数手掛けています。例えば、国内での特許出願件数は、公式HPによると過去35年以上トップクラスとのこと(2021年8月調査時点・公式HP)。海外の連携可能な代理人も2000以上と、人脈が豊富であることもわかります。
また、知財関連業務では相談や鑑定にはじまり、権利評価やコンサルティングなどほとんどの領域をカバーしています。
特許事務所「鈴榮特許綜合事務所」の代表弁理士について調査しました。
鈴榮特許綜合事務所の代表は蔵田昌俊弁理士。大阪大学経済学部卒業後、1996年に弁理士登録を果たしています。その後、業務に就きながら東京電機大学工学部2部を卒業、理系の専門知識を習得。2000年には米国パテントエージェントに合格しています。
現職である鈴榮特許綜合事務所所長となったのは2008年。東京電気大学大学院での知財に関する講師実績や、2018年には弁理士会副会長を務めるなど、外部活動にも取り組んでいます。
蔵田昌俊弁理士自身が注力している分野は電気通信。弁理士業務に活かすという目的を持って、東京電機大学で履修したことがよくわかります。
所在地 | 東京都港区芝3-23-1 セレスティン芝三井ビルディング11F |
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設立年 | 1910年 |
問い合わせTEL | 03-6722-0800 |
在籍弁理士数 | 約35名 |
対応技術分野 | 電気、電子、通信、情報処理、ソフトウェア、半導体、機械、制御、物理、化学、バイオ、材料、生命工学等 |
鈴榮特許綜合事務所の大きな特長は、100年を超える歴史によって積み重ねられた実績とノウハウ、人脈にあるといえるでしょう。それこそ多種多様な知財関連業務を扱ってきたでしょうから、課題解決など対応力の高さは大いに期待したいところ。
加えて、事務所全体がグローバル化に注力しているので、先進的な技術で打って出ようというベンチャーやスタートアップにとって、強力なパートナーになるかもしれません。
所長弁理士 坂本智弘
所属
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