100年を超える歴史と虎ノ門の自所ビルに強みを持つ特許事務所「特許業務法人 スズエ国際特許事務所」の特徴や品質管理体制について調査しました。
スズエ国際特許事務所のルーツを辿ると1910年、神楽坂で特許事務所をオープンしています。和暦にすると明治43年のこと。初代所長である鈴江近太郎氏が特許局審査官から弁理士という仕事を勧められたことがきっかけです。
当時から特許と商標を取り扱い、昭和初期には外国出願にも対応していたとのこと。日本の知財業界における先駆者のひとりだったといえるでしょう。
100年以上の長い歴史を持つ深見特許事務所は、外国出願において独自のノウハウや海外代理人とのネットワークなど、積み上げてきた豊富な実績や財産を持っています。出願ルートにしても、直接ルートがいいのか、パリルートかPCT国際出願ルートなのかと、ケースにマッチする方法を現地スタッフと一体になって推進する体制を構築。
公式HPによると、海外出願の実績は商標登録出願で約150ヶ国、意匠登録出願で72ヶ国となっています(2021年8月23日調べ)。
スズエ国際特許事務所がある虎ノ門のスズエ・アンド・スズエビルは、2006年に建てられた自所ビル。建物全体専有ですし、セキュリティ対策や情報管理なども含めて、知財関連業務を安心安全に運用できるような工夫が多々施されています。
例えば、事件ファイルの保管移動を目的とした専用エレベーターがあったり、IP電話交換システムは盗聴対策もなされています。海外代理人との電子ファイルの受け渡しを目的として独自システムを構築するなど、所内にシステム開発部があるのも強みといえるでしょう。
特許事務所「スズエ国際特許事務所」の代表弁理士について調査しました。
スズエ国際特許事務所の所長である赤堀孝弁理士は、物理化学や生化学が担当分野で、特許だけでなく商標業務にも対応しています。
外部活動も多彩で、2018年から東京農工大学生物システム応用化学府の非常勤講師を務める他、特許委員会や日本貿易振興機構などの関連講演に出演しています。執筆活動も精力的で、化学分野と知財関連両方をカバーした様々な切り口で、多数の著作をリリース。
100年を超える歴史を持つスズエ国際特許事務所の所長としては、先代からの継承にあたって世代交代もミッションのひとつとされたとも言明。時流の変化をキャッチアップすべく事務所をリードしている存在です。
所在地 | 東京都港区虎ノ門1-12-9 スズエ・アンド・スズエビル |
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設立年 | 1949年(創業は1910年) |
問い合わせTEL | 03-3502-3181 |
在籍弁理士数 | 16名 |
対応技術分野 | 電気・電子、機械・構造、物理、化学・バイオ等 |
スズエ国際特許事務所は100年を超える歴史のある特許事務所であることに加えて、昭和の早い段階から海外出願も手掛けていたのが大きなアドバンテージといえるでしょう。海外とのネットワークやノウハウ、各国事情のキャッチアップなど、実践経験の積み上げによる信頼感は特筆に値します。
さらに、虎ノ門に自所ビルがあるのも、ステイタスと信用を高める効果があります。
所長弁理士 坂本智弘
所属
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